ジンベイザメと泳げる?! オスロブの魅力と自力で行く方法

観光
ジンベイザメと泳げる!

「セブ 観光」で調べるとシラオガーデンやボホール島とともにヒットするのがオスロブでのジンベイザメウォッチングではないか。オスロブという町は、世界的にみても珍しい野生のジンベイザメと間近に触れ合える場所で、セブ島では外せない観光スポットとなっている。しかしこのオスロブ、セブシティから120kmも離れており車で行っても4時間ほどかかる。そのため旅行会社のツアーなどを使っていくのが楽なのだが、ツアーを使うと大体1万円くらいかかってしまう。そこで今回は、できるだけ予算をかけずにオスロブを満喫したいという方のためにオスロブに自力でいく方法を紹介する。

South Bus Terminal に向かおう

オスロブに自力で行くためには、長距離バスに乗る必要がある。そのため、まずはオスロブ行きバスの発着所であるSouth Bus Terminalに向かおう。ジンベイザメは午前中に餌を食べるためにオスロブ周辺の海に集まり、午後には沖の方へと帰ってしまう。そのためジンベイザメウォッチングの受付も11時までとなっておりそれまでにオスロブに辿り着く必要がある。前述した通りオスロブまでは4時間くらいかかるためこれらを加味して計画を立てよう。今回は帰りの飛行機の時間的に余裕を持ったスケジュールにしたかったことと、早朝の方がジンベイザメがたくさんいるというネット情報を信じて3時30分にバスターミナルに到着した。バスターミナルに着き、近くの警備員さんにオスロブ行きのバスはどこかと聞くと券売所とバスの場所を案内してもらえた。決まった発車時刻などがあるのかはよくわからなかったが、自分が乗ったバスは3時45分ごろに出発した。長距離バスには車掌さんが乗っているので、オスロブのwhale sharkで降ろしてと事前に言っておけば、あとは4時間寝るだけである。寝るだけと言っても油断は大敵で、私が乗ったバスはエアコンが付いていたが寝ている間にエアコンの結露が自分の頭に垂れてきており、起きたときシャワーから上がった時くらいびしょびしょで隣のお客さんに大爆笑された。オスロブまでの運賃は大体400円くらい。

深夜のバスターミナル
乗ったバス

現地のガイドを探そう

オスロブでバスから降りると、「whale shark」と言いながら現地ガイドが何人か寄ってくる。適当に良さそうな人を選んで付いていこう。私が選んだガイドは、ジンベイザメウォッチングとツマログ滝、スミロン島がセットになったセットを紹介してくれた。料金は1人2200ペソ(約5500円)。滝までの運賃や入場料、スミロン島までの往復の船代も込みの値段である。もし少し高いと感じる場合は単品での注文もできたのでジンベイザメウォッチングのみを選択すると良い。

ツマログ滝

ジンベイザメウォッチングの会場は、様々な国籍の観光客で賑わっていた。ジンベイザメがいる海に出るためには受付で登録を済ませ、整理番号をもらったのち番号が呼ばれるまで待機する必要がある。この待機時間にツマログ滝に向かった。ツマログ滝は駐車場から滝まで急勾配の道をバイクタクシーで移動する必要がある。結構振り落とされそうになったので、しっかりと背中に捕まった方がいい。また滝壺に入ることができるが、地面がゴツゴツしているのでサンダルでいった方が良い。私は靴で行ったため裸足で滝壺に入ったが、水が濁っており下が見えない中ゴツゴツしたところを歩くのは結構しんどかった。

手前の池にはドクターフィッシュがいる
ツマログ滝

ジンベイザメウォッチング

滝から帰ってくると、いよいよジンベイザメウォッチングだ。最初にジンベイザメウォッチングに関する注意事項のビデオをみる。日本人観光客が多いのか、このビデオには日本語バージョンもあった。ジンベイザメに触れることの禁止や、日焼け止め禁止などの説明を受けた。ジンベイザメのスポットまで行く船は10人乗りくらいの手漕ぎボートで、スタッフの方が3人くらい乗っていた。ジンベイザメのスポットは海岸から信じられないくらい近く、手漕ぎボートで5分くらいのところだった。スポットに行くとジンベイザメが餌を食べるために海面に顔を出している様子が観察でき、その大きさに驚いた。このジンベイザメウォッチングは基本的にシュノーケリングでの観察となるが、シュノーケリングでも間近でジンベイザメを観察することができた。また手漕ぎボートに乗船中はライフジャケットの着用が必須だが、シュノーケリングの際はジャケットを脱いでも良いことになっている。ジンベイザメとのツーショットが撮りたい時は、一緒に乗船しているスタッフにカメラを渡すといい感じの写真を撮ってくれた。シュノーケリングの時間は30分程度だったと思うが、常に自分の周りにジンベイザメがいて大満足だった。片道4時間かけてくる価値はあると思うので、是非セブに来た際はやってみてほしい。

シャワーも使える
船が集まっているあたりにジンベイザメがいる

スミロン島

ちょうど時間も余っていたので、ガイドさんのすすめでスミロン島にも行ってみた。スミロン島はホエールシャークの海岸から船で20分ほどの場所にある小さな島である。島は綺麗な砂浜に囲まれていて海水浴を楽しむことができた。島の中央はリゾート施設となっており、警備員さんに見学だけでもできないかと聞いてみたが中に入ることすらできなかった。砂浜には様々なポージングで映え写真を撮っている人がたくさんいた。正直印象的な観光スポットなどはなかったが、綺麗な砂浜で写真を撮りたい人や海水浴を楽しみたい人にはオススメのスポットである。

スミロン島に行く船
海が綺麗!

帰り方

帰りももちろん長距離バスで帰ることとなる。しかし行きと違ってバスターミナルなどはないので道端に走ってきた長距離バスを手を挙げて止める必要がある。オスロブの道はおそらくセブシティ行きのバスしか通らないのでずっと手を挙げておけばいつかバスを止めることができる。万が一、間違ったバスを止めてしまっても車掌さんに間違えたと言えば問題ない。この長距離バスであるが、意外と本数が出ていた。食事をしている間に3台通過したが、食事が終わった後にすぐ同じバスに乗り込むことができたため15分に一本程度は走っているのではないか(これは時間帯にもよりそうだが‥)。行きにエアコンバスで酷い目にあったっため帰りはエアコンがついてないバスに乗ってみた。エアコンが付いてないバスはエアコンバスに比べて古そうな見た目と全開の窓が特徴だ。料金もエアコンバスより少し安かった。窓から風は入ってくるので暑すぎるということはなく途中まではとても快適だった。途中から何故か爆音でフィリピンソングが流れ始め、2時間くらい寝たいのにうるさすぎて寝られない地獄のような時間を過ごした。

エアコンついてないバスの様子

おまけ:South Bus Terminal から空港の行き方

South Bus Terminal から空港に行きたい場合は、South Bus Treminal 前の通りでSM行きのジプニーかミニバスに乗り込もう。SM City CebuからはMybusという空港まで直接行ってくれるバスが走っておりとても便利である。Mybusのターミナルは通常のミニバスなどのターミナルとは別の場所にあり分かりづらいので迷ったときは警備員さんに道を聞くといい。

mybusのターミナル
空港へ一直線

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