水をとにかく浴びまくれ!!農村のお祭り

生活
飲み会の様子

8月28日、フィリピンは「National Heroes Day Holiday」という祝日である。どんな祝日なのかと聞いてみると、第二次世界大戦で犠牲になった人々を追悼するための日ということだった。特に私が住んでいる地域は、バターン死の行進の舞台となったバターン〜サンフェルナンドの近くに位置し、戦争の犠牲となった方も多いようで、先祖の追悼の意味も含め重要な祝日らしい。この日に私の滞在する村では、村人総出でお祭りが開催される。海外のお祭りに参加するのは初めてだったが、日本のものとは一味違い面白かったので紹介する。

まずはパレードから

フィリピン人の朝は早い。これはフィリピンに来てからずっと思っていることだが、朝6時頃になると通りに人が増え始め、スーパーなどは7時頃から営業が始まる。お祭りの開始時間も早く朝7時頃から通りで爆音の音楽が流れ始めた。日本だったらクレームの嵐だろうが、この村の人は爆音に寛容な人が多く普段からカラオケの歌声や爆竹の音が昼夜問わず聞こえてくるのでこの程度では問題ないらしい。布団から飛び起きて通りに出てみると、すでにパレードが始まっていた。パレードは20~30人で構成された10団体くらいがそれぞれの山車や踊り、衣装を披露しながら練り歩くものだった。動画を見るとわかるとおり、衣装や山車の装飾は米袋やペットボトルからつくられているがクオリティが高く見応えがあった。パレードが終わる頃、村民たちがパレードの後ろをついて行き始めた。これからみんなで村全体を回るからお前もついて来い、あとこれにスマホを入れておけと言われビニール袋を渡された。何が始まるのだろうとワクワクしながらみんなの後に続いた。

パレードの様子

水かけ祭り

ビニール袋を渡された理由はすぐに分かった。大通りから一本内側の道に進むと、両サイドの家の2階から水が大量に降ってきたのだ。2階を見るとニッコニコのキッズが洗面桶に水を溜め、道にいる人に向かって水をぶっかけていた。道の先でも同じような光景が広がっており、村民たちは笑顔で水をぶっかけられていた。どうやらこのお祭りはここからが本番なんだなと理解した。水をぶっかける側には大きく分けて3タイプ存在した。1つ目は前文で説明したスロッシャータイプである。持っているものは小さい洗面桶からめちゃくちゃ大きいタライまで様々だったが、大きさに関わらず威力は高めで直撃すると結構痛かった。このタイプは小学生中学年から高学年くらいのキッズが多くとにかく力一杯飛ばしてくるため、持っている武器が手から離れ飛んでくる例も散見され結構危ないので注意が必要である。2つ目はシュータータイプである。このタイプは水道にホースを繋ぎ放水してくるタイプと農薬散布機を使用してくるタイプの2種類が見られた。農薬散布機を使っているのは農村らしくて面白いなと感じたがちゃんと中を洗っているかどうかは不明である。扱っているのは大人が多く威力も良心的な人が多かった。最後はゲリラタイプである。ゲリラタイプは道端にいる幼稚園児から小学校低学年くらいの子に多くどこからか持ってきたプラコップに水たまりの水を汲みこちらの顔面に向かってかけてくる。ゲリラタイプは断トツで厄介である。私も道端で配っているビールを飲んで休憩していたところをゲリラ部隊に襲撃された。ターゲットは無差別な上にコップに入っている水はちゃんとクソ汚いので気を抜くことは許されなかった。行列の終点は村役場となっており、村役場では消防隊が梯子車で水をぶっかけていた。消防車の水を喰らうのは初めてだったが、他とは比べ物にならない水の量と威力でとても気持ちが良かった。行列の後は、昼からみんなで飲み会だったがフィリピン人はとても酒に強かった。フィリピンでポピュラーなのはビールとブランデーであり、ビールはアルコール度数7%と強めのものに氷を入れて飲むのが一般的だ。現地の人は中瓶を5〜6本飲んでも平気な顔をしており、私は夕方ごろに潰れて寝てしまった。次は春に別のお祭りがあると言っていたのでそちらが楽しみだ。

お祭りの様子

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