皆さんは、学校や会社の廊下でなぜか1日に何回も同じ人とすれ違うときどうしているだろうか。私は、いまだにしっくり来る対処法を見出せていない。現状、最初の1回は挨拶するが次からは無言で通り過ぎている。しかし無言で通り過ぎることに謎の気まずさを感じることはないだろうか。研究室の陽キャな同期にも対処法を聞いたことがあるが、廊下に人がいないときを選ぶなどロクな回答がなかった覚えがある。この問題の根本的な原因は、カジュアルな無言の挨拶が日本にないことである。フィリピンでは面白い挨拶の方法があったので紹介する。是非、仲間内などで使ってみて欲しい。
今日は外に出る用事が多かったためか1人のフィリピンメンバーと廊下でめちゃくちゃすれ違った。最初は挨拶すれば良かったが、次からはどうすれば良いかわからずとりあえず無言で通り過ぎていた。すると3回目すれ違ったときに、フィリピンでは知り合いとすれ違ったときには眉を2回吊り上げるんだと教えてくれた。意図して眉を吊り上げることなど今までなかったので最初は難しかったが、20分くらい練習したらできるようになった。これは画期的である。大学の帰り道、注意深く人の顔を観察していたが、確かにジプニーの運転手同士がすれ違うときに眉を吊り上げているのを目撃した。私も誰かに試したくなったので、夜ご飯は良く行く食堂でご飯を買うことにした。いつも対応してくれるお兄ちゃんがいたので眉を2回吊り上げてみると相手もニコニコしながら返してくれた。少しフィリピンに馴染めた気がして嬉しかった。
話は変わるが、今日は朝からフィリピンメンバーのテンションが高かった。特に、最年少メンバーは午前中ずっと自分のスピーカーからテイラースウィフトの最新アルバムを爆音で垂れ流し熱唱していた。彼はテイラースウィフトの熱狂的なファンだ。日本の研究室でやったらブーイングの嵐だろうが、ここでは一緒に歌うメンバーもいれば黙々と自分の作業を進めるメンバーもおり色々と自由で居心地が良い。私もできれば一緒に歌いたかったが、テイラースウィフトなどフィリピンに来るまで一度も聞いたことがなかったので残念だった。フィリピンでは英語が公用語の一つであるせいか、最年少メンバーに限らず英語の歌を普通に歌うことができる。カラオケなどに行っても入るのはほとんどが英語の曲だ。フィリピンに長期間来る際は洋楽を一通り歌えるようにしておくとより楽しめると思う。私はとりあえずテイラースウィフトから勉強中だ。
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